研修レポート「リーダーとしての力量を高める」
先月、某所にて「リーダーとしての力量を高める」という自己啓発的な研修を受講して来たので、復習と、備忘録の意味も込めて、内容をカンタンにまとめてみます。
講師
- 篭池哲哉(かごいけてつや)氏
- 有限会社ヒューマンスキルプラネット 代表取締役
- 現在、人材教育コンサルタントとして企業内外の研修、コンサルテーションを中心に活動。主に大手企業、ベンチャー企業の人事制度構築、人事育成施策の企画、コンピテンシー導入に携わる。
- 篭池ブログ http://kagoike.com/
「目的」をハッキリさせることが大切
- 何をするにも「目的」を持って始めることが大切
- 仕事の目的を常に意識する。「何のために?」
- 何かアクションを起こすときは、必ずクロージングする。どこまでやったら終わりにするか、明確にしてから行動を起こす。
- 今できる事を、ちっぽけでもいいから精一杯やる
「成幸サイクル」
- 「成功」と「幸せに成る」を組み合わせた造語
- 物事や知識、ノウハウ、経験といった事柄に対して、自分自身の状態が以下のサイクルで遷移することを表している。
- 「「知らない」 ⇒ 「知っている」 ⇒ 「理解を深める」 ⇒ 「行動する・実行する」⇒ 「出来る」 ⇒ 「分かち合う・共有する」 ⇒ 「幸せに成る」 ⇒ (繰り返す)
- 世の中の多くの人は、様々な物事に対して「知っている」という状態で終わっているが、その「知っている」という状態はゴールではない。その物事に対して「理解を深め」て、具体的に「行動し」て、初めて自分自身で出来るようになるのだという。しかし、自分自身が出来たというだけでは、ただの個人プレーであり、それはリーダーとしての行いではない。自分自身が得た知識・経験・ノウハウを「分かち合う、共有する」事が出来て、初めて会社に利益をもたらし、自分だけではなく周りが「幸せに成る」のだという。
- 「量質転化」。たくさん行動する程、出来るようになる。
「やり方」と「あり方」
- 「やり方」:ノウハウ、知識、テクニック
- 「あり方」:スタンス、理念、ビジョン
- 行動と思いを一致
- 言っている事、思っている事、考えている事と、やっている事を一致させる
自己紹介
- 一生の仲間を作るための自己紹介テクニック
- 相手が自分に取って役に立つか、とかは考えてはいけない
- 自分が相手の人脈になる、というスタンスが大事
- 自分を伝えるのではなく、相手に興味を持ち、相手の事を知る
- 自己紹介のときに、相手の夢や目標を聞く。受け止める。その内容に対して、自分が相手に対して出来る事を伝える。出来る事からすぐ行動して、相手に本気を伝える。
リーダーシップ像
- 見本になる
- 前向き
- 困難に立ち向かう
- 先頭に立つ
- 成長する姿を見せる
- 相手を信頼する
- やった事は評価する。
- どんな人間であるかは評価しない
- 最終的に相手とどんな関係になりたいのかイメージする
- 支援する
- 高い壁を乗り越えられるきっかけをつくる
- 場を与える、情報提供する、やり方を教える
- 「ほめる」よりも、「一緒に喜ぶ」、「一緒に悔しがる」
- 相手に答えを与えない(ラクをさせない)
- アドバイスをしない。ヒントを与えて、相手に考えさせる。
リーダーシップの定義
- リーダーシップとは、リーダーが目標達成に向けて、メンバーや組織に働きかける影響力の事である
- ヤル気を引き出し、心に火をつけ、仕事の目的や意義を教えて、自発的に動けるように働きかける影響力の事である
コミュニケーション
アイコンタクト
- 目を見てコミュニケーションを取ると、説得力・誠実さがアップする
- 自分の左目で相手の左目を見ると、好感を持たれるらしい
聞く・聴く
- ポジティブリスニング:積極的なあいづち、うなづき、しぐさ。共感を演出する。
- アクティブリスニング:相手の言葉、キーワードを繰り返す
自立型姿勢
- 自立型姿勢とは、いかなる環境、条件の中でも、自分の能力と可能性を最大限に発揮して、道を切り開いていく姿勢のこと。
自主性
- 自分で自分の心のスイッチを入れる
- 他人にスイッチを押されても長続きしない
- 自分で考え、自らの意思で決定した事を、自分自身で実行する
- 積極的な心構えと、ちょっとした勇気が大切
研修後、少し時間が空いてしまったものの、メモ書きをもとに思い出して書いてみました。
ちょうど、転職が失敗、というか不採用通知を受け取った直後で、非常にモチベーションが低かった時期に受けたのですが、受講した事で大きなパワーをもらった気がします。
もっと自分の知識・経験・スキルを周りに展開していかなくちゃいけないんだな、と実感しました。遅い社会人デビューではあったけど、さすがにもう31歳にもなって、いつまでも若手社員のつもりでもいられなくなってるんで、もっと後輩の指導、育成に力を入れていかなくちゃいけないんですね。がんばります。
おまけ
講師の篭池氏のメンターである福島正伸さんの著書をもらってしまいました。
- 作者: 福島正伸
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- 発売日: 2008/03/28
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