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研修レポート「リーダーとしての力量を高める」

先月、某所にて「リーダーとしての力量を高める」という自己啓発的な研修を受講して来たので、復習と、備忘録の意味も込めて、内容をカンタンにまとめてみます。

講師

「目的」をハッキリさせることが大切

  • 何をするにも「目的」を持って始めることが大切
  • 仕事の目的を常に意識する。「何のために?」
  • 何かアクションを起こすときは、必ずクロージングする。どこまでやったら終わりにするか、明確にしてから行動を起こす。
  • 今できる事を、ちっぽけでもいいから精一杯やる

「成幸サイクル」

  • 「成功」と「幸せに成る」を組み合わせた造語
  • 物事や知識、ノウハウ、経験といった事柄に対して、自分自身の状態が以下のサイクルで遷移することを表している。
  • 「「知らない」 ⇒ 「知っている」 ⇒ 「理解を深める」 ⇒ 「行動する・実行する」⇒ 「出来る」 ⇒ 「分かち合う・共有する」 ⇒ 「幸せに成る」 ⇒ (繰り返す)
  • 世の中の多くの人は、様々な物事に対して「知っている」という状態で終わっているが、その「知っている」という状態はゴールではない。その物事に対して「理解を深め」て、具体的に「行動し」て、初めて自分自身で出来るようになるのだという。しかし、自分自身が出来たというだけでは、ただの個人プレーであり、それはリーダーとしての行いではない。自分自身が得た知識・経験・ノウハウを「分かち合う、共有する」事が出来て、初めて会社に利益をもたらし、自分だけではなく周りが「幸せに成る」のだという。
  • 「量質転化」。たくさん行動する程、出来るようになる。

「やり方」と「あり方」

  • 「やり方」:ノウハウ、知識、テクニック
  • 「あり方」:スタンス、理念、ビジョン
  • 行動と思いを一致
  • 言っている事、思っている事、考えている事と、やっている事を一致させる

自己紹介

  • 一生の仲間を作るための自己紹介テクニック
  • 相手が自分に取って役に立つか、とかは考えてはいけない
  • 自分が相手の人脈になる、というスタンスが大事
  • 自分を伝えるのではなく、相手に興味を持ち、相手の事を知る
  • 自己紹介のときに、相手の夢や目標を聞く。受け止める。その内容に対して、自分が相手に対して出来る事を伝える。出来る事からすぐ行動して、相手に本気を伝える。

リーダーシップ像

  • 見本になる
    • 前向き
    • 困難に立ち向かう
    • 先頭に立つ
    • 成長する姿を見せる
  • 相手を信頼する
    • やった事は評価する。
    • どんな人間であるかは評価しない
    • 最終的に相手とどんな関係になりたいのかイメージする
  • 支援する
    • 高い壁を乗り越えられるきっかけをつくる
    • 場を与える、情報提供する、やり方を教える
    • 「ほめる」よりも、「一緒に喜ぶ」、「一緒に悔しがる」
    • 相手に答えを与えない(ラクをさせない)
    • アドバイスをしない。ヒントを与えて、相手に考えさせる。

リーダーシップの定義

  • リーダーシップとは、リーダーが目標達成に向けて、メンバーや組織に働きかける影響力の事である
    • ヤル気を引き出し、心に火をつけ、仕事の目的や意義を教えて、自発的に動けるように働きかける影響力の事である

コミュニケーション

アイコンタクト

  • 目を見てコミュニケーションを取ると、説得力・誠実さがアップする
  • 自分の左目で相手の左目を見ると、好感を持たれるらしい

聞く・聴く

  • ポジティブリスニング:積極的なあいづち、うなづき、しぐさ。共感を演出する。
  • アクティブリスニング:相手の言葉、キーワードを繰り返す

自立型姿勢

  • 自立型姿勢とは、いかなる環境、条件の中でも、自分の能力と可能性を最大限に発揮して、道を切り開いていく姿勢のこと。

自主性

  • 自分で自分の心のスイッチを入れる
  • 他人にスイッチを押されても長続きしない
  • 自分で考え、自らの意思で決定した事を、自分自身で実行する
  • 積極的な心構えと、ちょっとした勇気が大切

研修後、少し時間が空いてしまったものの、メモ書きをもとに思い出して書いてみました。

ちょうど、転職が失敗、というか不採用通知を受け取った直後で、非常にモチベーションが低かった時期に受けたのですが、受講した事で大きなパワーをもらった気がします。

もっと自分の知識・経験・スキルを周りに展開していかなくちゃいけないんだな、と実感しました。遅い社会人デビューではあったけど、さすがにもう31歳にもなって、いつまでも若手社員のつもりでもいられなくなってるんで、もっと後輩の指導、育成に力を入れていかなくちゃいけないんですね。がんばります。

おまけ

講師の篭池氏のメンターである福島正伸さんの著書をもらってしまいました。

どんな仕事も楽しくなる3つの物語

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