IME2007の修正プログラムを入れてみた
「羞恥心」並みにおバカなIME2007でしたが、ようやくまともに動くようになったようです。
マイクロソフト(株)は、同社製のオフィス統合環境「MS Office 2007」に付属する日本語入力ソフト「IME 2007」の修正プログラム“KB957698”を公開した。
「IME 2007」では、ユーザーが入力したひらがなを漢字に変換する際、変換対象の文字列が適切な単語単位で区切られず、細かく区切られてしまうという不具合があった。そのため、結果的に誤変換が発生しやすいという問題が存在していた。
また、学習機能においても、ユーザーがひらがなから変換した漢字がすぐには学習されないという不具合が存在した。通常、直前にユーザーがひらがなから変換した漢字は、次回からは第一候補として表示されるのが本来の学習機能の仕組みだが、この不具合により何度も変換候補を選択し直す必要があった。
本修正プログラムでは、これらの不具合を修正するとともに、さらに学習機能を強化している。なお同社によると、本修正プログラムを適用すると、これまでの「IME 2007」の学習情報は削除されてしまうとのこと。
早速、会社のPCで試してみた。
http://www.microsoft.com/japan/office/2007/ime/fixmodule.mspx
ここからダウンロード。インストールを実行後、再起動する。
再起動後、テキストエディタで、いくつか単語を変換してみる。
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- そうそう。この修正プログラムをインストールすると、これまでIME2007に覚えさせた学習情報がクリアされてしまうらしいので要注意。と言っても、まともに学習してくれた事がないので、そんな学習情報なんて捨ててしまえっ!!
変換結果は良好。
例えば僕の名字。「半澤」が正解なんだけど、何回やっても「半沢」が1回目に出て来て、「半澤」は2回目にならないと出てこなかった。それが、一度変換させればきちんと学習してくれて、2度目以降は正確に「半澤」で変換してくれた。
もうひとつ、以前マニュアルを書いてて正確に変換されなくてイラっとしてたのが、「使用者」という単語。いつまでたっても「仕様車」としか変換してくれなかったが、これも学習してくれて、2度目以降は「使用者」として変換してくれた。
あと、懸念してたのが、辞書に登録してあった単語。クリアされないかと心配であったが、こちらは削除されずに残っていた。クリアされるのは、あくまで以前の学習情報だけのようです。
それと、もう1点。
非常に軽くなりました。
以前の「もっさり感」はなくなりました。あくまで今日半日程度使用していた感じだけですが、だいぶ快適です。
Microsoftもなかなかやるじゃないか。
でも、このIME2007の馬鹿さ加減で、かなりの人数のユーザーがATOKに移行したんだろうな。
どの程度の効果があるのか不安でしたが、今のところは効果大です。ひと安心。