Akio's Log

ソフトウェア開発、プロジェクトマネジメント、プログラミング、ランニングなどなど

仙台市長選挙がスタートした

スタートしましたね。26日まで、うるさくて仕事がはかどらない日々が続くわけですねwww

ところで、このウェブ時代において、ウェブの利点を存分に生かしていない候補者が多いなー、なんて思ってます。岩崎氏においては、公式サイトすら見当たらないし。

さすが若いだけあって、佐藤氏は、ブログ・mixitwitter・その他ウェブサイトをフル活用しているイメージがあります。マニフェストも力入ってますね↓。

佐藤たかひろ仙台市長としての5つの決意

1. 日本一、賢くスリムな市役所

2. 日本一、頼りになる教育・福祉・環境都市

3. 日本一、企業と起業が多いまち

4. 日本一、ほっとできるホットなまち

5. 日本一、持続可能な緑の100万都市



佐藤たかひろの政治姿勢

1. 私が市長に当選したならば、給与は29歳の市職員同等(額面約430万円)とし、退職金については、一切いただきません(市長月額給料131万円×48カ月×0.6=37,728,000円)


2. 私の任期は長くても2期とします。


3. 現市長がタクシーチケットの問題で立候補を取りやめたことから、市長交際費を透明化いたします。


4. 仙台のトップセールスマンとして、海外からの企業誘致や国際シンポジウム、国際スポーツ大会を開催させます。


5. 近隣市町村との連携につとめ、東北の最大都市の首長として、地方分権、国と地方のすみ分けの明確化を国へ働き掛けていきます。


佐藤たかひろのマニフェスト


1. 日本一賢くスリムな市役所を実現

目標

・ 外郭団体と天下りにサヨナラ!

・ 役人政治の大洗濯をします

・ 各分野の人財を積極任用します。

約束

(1) 【財政改革】外郭団体の徹底整理→天下りの激減
不必要な外郭団体は徹底整理します。役人出身者はしがらみにまみれていますが、民間出身者で支援団体もない私は、大なたを振るうことができます。必要な事業に関しては、地域のNPOや企業ができる限り参加できる仕組みを創り、不透明な随意契約を無くします。


(2) 【行政改革】役人政治の大洗濯
役人が役人の論理で役所を運営していく時代を終わらせます。予算を単年度で消化しなくてはいけない、という悪弊をぶち破り、少しでも経費を浮かせ「経費削減=利益」という意識を徹底します。今以上の成果を出した人を評価し、たくさんの必要でない事業をしがらみにとらわれず削減します(公開で※事業の仕分けを実施)。そこで浮いたお金を、今度は福祉などの社会サービスや新産業の創出に集中投資します。

※事業の仕分けとは、様々な行政サービスについて、予算事業ひとつひとつを、本当にその事業が必要かどうかを市民公開において議論をし、「不要」「民間」「国」「都道府県」「市町村」に仕分けをすることで事業そのものを見直します。


(3) 【人材改革】仙台洗濯構想
市役所の改革は、内部出身の人間ではできません。民間企業の方を積極任用し、期限付き公務員になって頂き、新しい血をふきこんでもらいます。また年次が若いというだけで十分な仕事ができていなかった若手公務員の方々も抜擢し、淀んだ年功序列制度に風穴を開けます。

更に全国から「経営戦略アドバイザー」を公募し、各専門分野のかじ取りをしてもらいます。全国から優秀な人材が集い、仙台に変革の風を吹かせます。



2. 「日本一、頼りになる教育・福祉・環境都市」仙台を実現

目標

・ 待機児童ゼロ宣言 !

・ 福祉は未来への投資。誰もがあたりまえに、 地域で暮らせるまちを創る!

約束

(1) 【保育】待機児童を解消し、病児保育を充実
待機児童問題を解消するため、保育園を増やしていくだけでなく、多様な問題にも対応できる様な保育事業者を育成します。

例えば民間保育ママ事業者を誘致し、彼女たちのネットワークと保育園が有機的に繋がっていく仕組みを構築します。更に企業内託児所や病院内保育所の設置を奨励し、役所主導の一律設置ではなく、施設の多元分散化を図ります。

更に子どもが熱を出した時も安心して預けられるよう、病児保育サービスを設置します。従来の施設型に加えて、施設を持たずに熟練の保育者がこどもの家でケアをする仕組みも導入していきます。これまでの硬直的な保育体制を是正し、多様な働き方に合わせた、多様で安心の保育を実現します。


(2) 【介護】地域に根ざし、持続可能なケアの実現
高齢者・障がい者の声を介護政策や障がい者支援に反映するために、地域のNPOや当事者団体との「協働の仕組み」を創ります。また、高齢化率の高い地域(65歳以上が4人の1人の割合)の旧団地(鶴ヶ谷、北仙台、八木山)においては、独居老人世帯や高齢者が高齢者を支えている状況のなか、仙台ならではの「持続可能なケアの仕組み」を市民の皆さんと共に創り上げます。

(3) 【福祉】社会的排除の阻止と働く意欲・社会参画の意欲の尊重
「福祉は人と社会への投資」との考え方に基づいて、社会的弱者に対する適切なセーフティネットを構築します。まず、ホームレス状態になる前に相談ができる体制強化をはかります。

また、すでに住居を喪失してしまった人のために、国の支援制度(緊急雇用対策費)を活用し、NPOの協力のもと、一時避難所(シェルター)を設置します。そして一定期間シェルターで過ごした後に、仙台市路上生活者等自立支援センターで再チャレンジをしてもらいます。


(4) 【医療】救急医療の維持・拡充と医療連携・機能分担の強化
先進的な民間の病院マネジメント手法を取り入れて仙台市立病院の経営健全化を一層強化するとともに、救急医療の担い手としての役割を強化します。そして、仙台市内中心部の診療所と大病院とのネットワークを構築することで、患者の最適配置を行い、待ち時間2時間、診察5分という様なことを解消します。また救急医療のたらいまわしを止める努力をしていきます。


(5) 【教育】地域コミュニティに開かれ、共に歩む学校
もはや「良い学校」を出たら「良い人生が送れる」時代は終わりました。学校は学ぶことの楽しさや「考える力」を育む場所に変わりつつあります。

1. 学校に「学校支援本部」を置き、多くの地域住民・ボランティアの方々が学校の運営に関わる自由を得られるようにしていきます。特に土曜日に教員を目指す大学生ボランティアの力をかり、中学3年生に指導する土曜日寺子屋(土テラ)を数校モデル的に実施します。また、民間の学習塾に夜の学校を低金額で貸し出し、何らかの理由で塾に通えない児童たちに低金額で教育をうけることのできる機会を提供します。(親の所得格差が教育格差にならない様に支援します)

2. 部活動の指導や図書館の司書などを地域ボランティアの方々が担い、先生たちは授業や個別フォローに時間を割けるようにします。コミュニティで学校を盛り立てていく、新しい形の教育行政をスタートさせます。

3. 議論(ディベート)をする環境をつくり、弁護士会の協力をえながら人権教育を実施します。

4. 全小中学校での30人学級を早期に実現し、個々のニーズに対してきめ細やかな対応のできる教育環境を整えます。

6. 全小学校で手話の時間を設け、教育の中で障がい者との共生を目指す教育環境をつくります。

7. 歴史教育副教材に中国・韓国の教科書かまたはドイツなどの教科書を使い、他国との認識が違うことなどの両論を教え、「立場」というものによって事物の理解は変わるという見方を仙台スタイルの教育として実施します。

8. 給食に地産地消(県内産食材比率50%を目指し)の考えを取り入れ、安全な食品を使用していき、食育に力をいれていきます。



3. 「日本一、企業と起業が多いまち」仙台を実現

目標

シャッター通りから「笑」店街に!

・ まちを盛り上げる「ひと」に投資

約束

(1) 【産業振興】未来産業の創出


? シャッター通り商店街を福祉起業の場に
 櫛の歯が抜けるようにシャッターが閉められた商店街、「シャッター通り」が仙台でも増えています。こうしたシャッター通りは、経済に悪い影響があるばかりか、治安にも悪影響を与えます。
 そこで発想の転換を行ないます。商店街はモノを売るだけの場所ではなく「笑」店街として、人々が笑顔になるような新たなサービスを提供する場所にします。具体的には、空きビルをリノベーション[1]によって住居に転用してまちなか居住を促進し、さらに空き店舗に高齢者介護や保育施設、コミュニティ施設などが生まれやすいよう、各種補助や減税、民間団体との提携によってサポートしていきます。

? 産学官連携で新産業を創る
 これまでの産業によって雇用創出を行なうだけでなく、新たな産業を地域において興していきます。そのために、地域の知恵を結集します。大学、地元企業、仙台市が連携してチームを作り、革新的な技術やアイディアを形にしていきます。
 また仙台は“コンペのまち”といわれる様にビジネスプランコンテスト等を多く企画実施していき、次々と若者や団塊世代のアイディアを表にだしてもらい、新たなビジネスを立ち上げていきます。

? 海外からの企業誘致に力を入れる
 国内産業だけを頼りにするのではなく、いかに海外の市場から魅力あふれる仙台へきてもらうかを考えることが大事です。
 また、仙台市の企業が海外へいくことは1民間企業では大変なことが多いため、仙台市が先頭をきって海外へ売り込みをはかります。


(2) 【観光】観光人材が街を盛り上げる
仙台は歴史溢れるまち。さらに山と海の幸があり、農業も盛んなため、「食」に恵まれたまちです。ゆえに第1次産業(農林水産業)+第2次産業(食品加工)+第3次産業(観光業、飲食店)=6次産業として観光産業のパッケージ化の推進をしていきます。

そして日本各地、世界各地から観光客を集めていきます。また、その潜在能力をもっと伸ばす鍵は「ひと」にあると思いますので、観光地や商店街、昔ながらのコミュニティを盛り上げようとしている方々が存分に腕を奮って地域の魅力を延ばしていけるように、強力な後押しをしていきます。

具体的には、歴史的建造物を核とした東北の玄関都市としての新たな観光事業、豊かな食を基礎とした長期滞在型観光事業などを推進します。


(3) 【交通】移動のイライラのない都市を創る
仙台駅前は仙台の顔。ここを「観光客が迷わない」「ハンディのある方も安心して利用できる」「商店街にすぐにアクセスできる」よう、親切な表示に作り変えていきます。

今後、開通する新公共交通である東西線、また南北線を市民の方々に多く利用してもらうため、ラッシュ時に高齢者、女性、子供のための専用車両を設けることを検討します。それと、自転車の利用が便利になる新世代の駐輪システム、車椅子やベビーカーでの移動も楽なバリアフリーの駅を目指していきます。


(4) 【労働】何度でもチャレンジできる都市
何度転んでも起き上がれる街を創ります。派遣切りにあってしまった人、病気で非正規の仕事がなくなってしまった人、フリーター、ニートたちが職業訓練を受けながら生活できるように、国の支援制度も混ぜ込みながら、強力にバックアップしていきます。失業者だけでなく、子育てを終えた主婦や定年退職後の団塊世代の方々が、特に市民活動や子育支援での起業やチャレンジをすることを応援します。


(5) 【男女共同参画ワークライフバランス社会の先導市に
父親支援NPOと連携し、子育てする父親を支援する企業を後押します。父親がこどもの寝顔ではなく、笑顔を見られる時間に帰ってくることができる街にします。二者択一で選ばされる社会のなかで、仕事も家事も介護も勉強も地域貢献も、全てを選択できる多様な社会を創り、ワークライフバランス化させる先導役になります。


(6) 【障がい者雇用促進】仙台市障がい者の雇用促進
大阪府では障がい者雇用未達成企業に対して、取引しません宣言がだされ総務省とのあいだで議論になっていますが、仙台市障がい者の雇用を促進するために、全力で汗をながします!そして雇用未達成企業に達成をうながし、雇用を促進させていきます。



4. 「日本一、ほっとできるホットなまち」仙台を実現

目標

・ 「安心して子供の帰りを待てる街」を実現

約束

(1) 【治安】「安心して娘の帰りを待てる」街
家族が無事に帰ってこられるかを心配する都市は健全ではありません。安全な都市を創ります。そのためには警察だけでなく、市民が「関わる」ことが非常に大事です。

? 街の防犯チーム、自警団の結成を強力に後押しし、市民自らが街の安全を創りだしていく仕組みを作ります。

? 家庭内の犯罪「ドメスティック・バイオレンス(DV)」に対して、弁護士会NPO等と連携をし、相談や駆け込める窓口体制を構築します。

? 児童虐待や精神的に病んでいる親が増えつづけているなか、児童相談所の数が人口50万人に1ヶ所という圧倒的に足りない状況を改善するため、児童相談所の新規設置を含めた機能向上のための施策を打ちだします。また、草の根で汗をかく地域のNPOの方々や保育園、町内会と協力し、虐待されている児童が放つシグナルを見過ごさず、虐待児童を見つけしだい、通報し、助け出すためのノウハウを学ぶトレーニングを仙台各地で実施します。

? 警察と連携を取り、事故多発(交通事故、犯罪多発、痴漢多発等)地帯を洗い出し、表示を変えたり電灯をつけたり、市民への事故多発地帯の告知をしていき、地域防犯につとめます。

? 主に生活困窮が理由で罪を犯してしまった方が再び生活困窮に陥ってしまい累犯するケースが多いなか、仙台市の治安を守るために、関係機関(仙台保護観察所弁護士会NPO等)と連携をしながら、相談窓口を開設します。


(2) 【防災】いつ地震が来ても大丈夫
高い確率で発生するといわれている宮城県沖地震に備え、学生たちの力を借りた防災サポーター制度を導入していくと同時に、古くからある消防団を活性化する施策を打ち出します。さらに救急救命講習をあまねく広げていき、仙台市民ひとりひとりの自主防災機能を高めていきます。


(3) 【まちづくり】市民税の1%で市民と共同のまちづくり推進
市民が納める市民税の1%を市民自身がその使用目的を選択できる制度を含む、市民参画条例を制定するために、その素案を作成する委員を市民から公募し、基本理念である市民参画(権利・責務)などの仕組みを定める条例素案を作成する検討委員会を設置します。平成22年度中に条例素案を策定し、平成23年度中の条例を施行させます。


5. 「日本一、持続可能な緑の100万都市」仙台を実現

目標

・ 「仙台版グリーン・ニューディール」を実行

約束

(1) 【グリーン購入都市】日本一のグリーン購入都市をめざします。
日本一のグリーン購入都市を目指し、環境負荷の少ない企業、エコ商品の生産企業、環境マネジメントシステムでゴミの廃出0%の(もしくは目指している)企業、環境に配慮した事業を行おうとしている起業家などを奨励します。また、仙台市独自で環境基準を定め、市政だより等で大きく取り上げ、企業価値を高める支援などを積極的にすすめていきます。そして、そのようなグリーン企業から優先的に仙台市では購入を進めます。


(2) 【青葉山を守る】仙台の緑を市民とともに守っていきます。
仙台市杜の都ですが、何よりも仙台の中心部にあって、天然記念物に指定されている東北大学植物園は仙台市民の宝だと考えています。温暖化の影響により、植生に変化がでている様ですが、縄文時代からの手つかずの森を市民とともに保全していき、未来永劫、仙台の宝として守っていく様に努力します。


(3) 【水を守る】仙台の水がめを守ります。
仙台の水がめとなっている大倉ダム釜房ダム七ヶ宿ダムなどの水質を保全するために、上流域の近隣市町村と連携を強め、上流域に住んでいる地域の方と下流域に住んでいる仙台市民の方の交流を促進していきます。日本一おいしい水道を目指します。


(4) 【環境】世界に誇る環境都市の実現。
これまでにも多くの素晴らしい取り組みのお陰で、仙台は環境都市のブランドを構築しています。それを更に広げていくために、「低炭素都市」を宣言します。具体的には中心市街地のアーケードや商業ビルの消費電力をLED等でなるべく少なくし、グリーン電力(風力・太陽発電)の供給量を増やしていきます。郊外ではバイオマスや風力での供給を目指し、グリーン電力発電をする事業者を積極的に誘致していき、産業としての成立を目指します。そうした「仙台版グリーン・ニューディール」を果敢に実行します。


 他にもたくさん仙台市の洗濯をしていきたいと考えています。
何より、すべての問題は現場にあると思っていますので、市民との直接懇談会を2ヶ月に1回実施し、様々な人の声に耳をかたむけたいと考えています。そして、職員が機能不全に陥ってしまい失われた梅原市政の4年間を洗濯し、官の感覚から民の感覚へシフトさせたいと考えます。



チェンジ仙台!

〜仙台を今一度せんたくいたし申候〜


佐藤たかひろ拝


※[1]リノベーションとは既存の建物に大規模な改修工事を行い、時代に合わなくなった機能や性能を、建て替えずに、時代の変化にあわせて新築時の機能・性能以上に向上させることです。