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新人研修の担当者が読む本

ここ数年、社内の新人教育の企画を担当してます。実際の研修での担当講師は、また別な人に頼んでます。

で、研修の担当者が毎年優秀な人なら何ら問題ないのですが、実際には手が空いている人が担当したり、経験の浅い若手社員が担当したりする場合がほとんどです。

そういった場合に、担当者に対する研修も実施しなくてはいけなくなると本末転倒な気がしますし、うちの会社みたいな中小企業ではそんな余裕もありません。ですので、何冊か本を渡して、研修での指導ポイントであったり、担当者自身の意識付けという事をカバーしています。

という事で、何冊かお勧めをご紹介します。

人材育成の教科書―自分で考え行動できる新入社員の育て方

人材育成の教科書―自分で考え行動できる新入社員の育て方

この本は、新入社員が劇的に成長する3か月プログラム―このやり方で人間力が高まり、自ら考え行動できる人になる の改訂版にあたります。担当講師だけでなく、企画する側にとっても、カリキュラムを策定する際にどんなポイントに注意すれば良いか、という事が明確になってきます。また、新人に指導する際の一番大きなポイントとしては「目的意識」をはっきりさせる、という事が書かれてます。良書です。

新人をできる社員に育てる技術

新人をできる社員に育てる技術

表紙のおっさんがうさんくさい感じではありますが(笑)、「中小企業のために」と謳っているだけあって、うちの会社にちょうどよく当てはまる感じでした(100人前後の規模)。内容もより実践的な内容が多くてグッドです。

折れない新人の育て方 (自分で動ける人材をつくる)

折れない新人の育て方 (自分で動ける人材をつくる)

新人を育成する際のスタンスやポイントが簡潔にまとまってます。新人研修という場面だけでなく、若手〜中堅社員を指導するような際にも活用できそうです。読みやすいですが、考えさせられる内容も多いです。

できる新人指導者の躾けるチカラ

できる新人指導者の躾けるチカラ

社会人になったばかりの新入社員が変わらなくてはいけないのはもちろんですが、教える側の意識やスキルも時代に合わせて変えていかないといけないよ、という本。最近の新人達の傾向を知った上での付き合い方や心構えがわかりやすい言葉で書かれてます。

このくらい読んでおけば、新人の指導の未経験者でもそれなりの指導ができるようになる気がします。保証はできませんが(笑)。