小さくても、すぐできることから始める
品川女子学院の校長先生のお話。学校の改革を進めていくうえで彼女が学んだ人の育て方や、やる気の高め方のヒント、などなど。ためになります。
そこでまずは、「目の前に見える、小さな、すぐできること」から1つずつ取り組んでいきました。結果的に、これが良かったのだと思います。
小さなことは成功しやすく、結果も早く出ます。目に見えることが変わると「変わったな」という印象をみんなが持ってくれます。たとえ小さくても成果が上がり、それで生徒が喜べば参加した教員は達成感を持ち、またやってみようという気持ちになります。よいスパイラルが生まれるのです。
最近のライフハック系の本や茂木さんの本でも書かれてますが、いきなり大きな物事に取り組もうとするとやる気が萎えてしまうので、タスクをすぐに実行できる程度のレベルにまで細分化しましょうね、というお話。
「完璧を期す」という思いが強すぎて、はっと気づくと何年も経っていたということもありがちです。
(略)
、安全性だけはきちんと確保し、6割ぐらい準備ができたところでチャレンジした方がいいのではないでしょうか。本校では、「6割ゴー」が合言葉です。
今僕が抱えている仕事がまさにそうかも。完璧なモノを作ろうとしてあれこれ頭の中で構想を練っているうちに時間だけが過ぎていく。「6割ゴー」は、まさにアジャイルに通じるものがありますね。
私は常々「やるリスクより、やらないリスクの方が大きい」と感じています。「やるリスク」は誰の目にも見え、意見も言いやすいですが、「やらないリスク」は見えにくく、後でボディーブローのように効いてきます。進化のチャンスを逃すことも怖いですが、何より怖いのは、人のやる気を停滞させ「後ろ向きの組織文化」をつくってしまうことです。
うちの部署に該当しますね。元々モチベーションの高かった社員も、部門の色に染まるにつれ、やる気が停滞してしまってます。変えなくてはいけないですね。ああ、僕がやらなきゃいけないのか。しまった。
臆病な私は、現状に甘んじることなく、たとえ失敗してもどんどん新しいことをやっていくという方が、ずっとリスクが小さいと感じるのです。
僕も臆病なのですが、失敗したくないという気持ちの方が強い。なので、なかなか新しい事に取り組めない。でもその方がリスクが高いんですよね。うん。頭ではわかっているんだけど、なかなか踏み出せないんですよ。
勇気を出せ!